手続き/更新日 2026-10-16
引越しのネット手続きガイド|移転・解約の判断と日程、新居で確認すること
結論:引越しのネット手続きは、まず新居の建物にどんなネット設備があるかを管理会社に確認し、「移転」か「解約して新居で用意」かを決めます。
移転は工事まで2週間〜1か月ほどかかる例があるため、引越しの1か月以上前に動くのが安全です。解約する場合は締め日と機器の返却期限を必ず確認します。
最初に決めること:移転か、解約か
引越しのネット手続きは、今の回線と新居の設備の組み合わせで、やることが変わります。最初に次の表で自分のパターンを確認してください。
| 今の回線 | 新居の状況 | やること |
|---|---|---|
| 個人契約の光回線(ドコモ光、フレッツ光など) | 同じ回線が使える | 移転の申込み(契約を引き継ぐ) |
| 個人契約の光回線 | 同じ回線が使えない、または全戸一括のネットがある | 今の回線を解約し、新居で用意する |
| マンションの全戸一括ネット | どこでも | 今の建物のネットは移転できないことが多い。解約・退去の手続き |
| ケーブルテレビ系(J:COMなど) | 提供エリア内か外か | 事業者の引越し窓口で継続か解約かを選ぶ |
全戸一括ネットは、建物単位で導入されるサービスです。たとえばUCOM光 レジデンスは、公式ページで移転はできず、解約後に提供エリア内であれば再度申し込む、と案内しています。今の住まいのネットがどの事業者かは、全戸一括インターネット事業者の一覧で確認できます。賃貸ブランドごとの設備は賃貸ブランド別の一覧にまとめています。
新居について管理会社に確認すること
移転するか解約するかを決める前に、新居の管理会社や不動産会社に次の点を確認します。契約前の内見時や、申込みの段階で聞いておくと、入居後に慌てずにすみます。
| 確認項目 | 聞き方の例 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 全戸一括ネットの有無 | 「建物にインターネットが付いていますか。事業者名は何ですか」 | 付いていれば、新しく契約しなくてよい場合がある |
| 配線方式 | 「部屋までの配線は光、LAN、VDSLのどれですか」 | 出せる速さの上限が決まる |
| 個別の光回線を引けるか | 「自分で光回線を契約して工事してもよいですか」 | 工事に許可が必要なため |
| 使える回線事業者 | 「建物に導入済みの光回線はありますか」 | 移転先で同じ回線が使えるかが決まる |
| Wi-Fi機器の有無 | 「Wi-Fiルーターは部屋に付いていますか」 | 自分で用意するかが決まる |
配線方式の見分け方はマンションの配線方式の確認方法で、個別に光回線を引くときの手順はマンションで光回線を個別に引く方法で解説しています。賃貸で工事の許可をとるときの伝え方は賃貸の光回線工事の許可を参考にしてください。
引越しのネット手続きスケジュール
各事業者の公式案内では、申込みから新居で使えるまでに一定の期間がかかるとされています。
- ドコモ光:移転先の工事日は申込み後おおむね2週間〜1か月程度。繁忙期は1か月以上かかることもあり、10ギガプランはおおむね1か月半程度。
- NTT西日本のフレッツ光:引越し先でネットが使えるまで2〜4週間ほど。
この期間をもとに、次のスケジュールで進めると間に合いやすくなります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 引越しの1〜2か月前 | 新居のネット設備を管理会社に確認。移転か解約かを決める。繁忙期(3〜4月など)は早めに |
| 引越しの1か月前まで | 移転なら申込み。工事日を調整する。解約なら締め日を確認 |
| 工事の1週間前まで | 工事日の変更・キャンセルが必要なら連絡(ドコモ光は工事7日前の20時まで) |
| 引越し当日〜工事日 | 旧居・新居の工事に立ち会う(必要な場合)。新居でルーターをつなぎ、設定する |
| 引越し後 | レンタル機器を期限までに返却。最初の請求で費用を確認 |
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無料で診断する(1分)移転の手続きと費用の例
移転の申込み方法と費用は事業者ごとに異なります。ここでは公式ページで確認できた2社の例を示します。金額はいずれも税込で、2026年10月16日に各公式ページで確認しました。
ドコモ光の場合
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 移転事務手数料 | 2,200円 |
| 工事料(エリア内・派遣工事あり) | 11,000円 |
| 工事料(エリア内・派遣工事なし) | 3,300円 |
| 工事料(東日本と西日本をまたぐ移転) | 22,000円 |
工事料はタイプA・B・単独の場合で、マンション・戸建て共通です。タイプCは提携ケーブルテレビ会社により異なります。申込みはオンライン(24時間受付)、電話、ドコモショップで行えます。移転元と移転先の両方で工事が必要で、派遣工事は1時間程度が目安です。ルーターやプロバイダの設定は自分で行います。契約内容はそのまま引き継がれるため、プランを変えたい場合は先に手続きが必要です。詳しくはドコモ光の引越し手続き(公式)をご確認ください。
フレッツ光(NTT西日本)の場合
| サービス | 移転工事費(通常) | 移転工事費割引適用時 |
|---|---|---|
| フレッツ 光クロス(ファミリー等) | 22,000円 | 11,000円 |
| ひかり電話ネクスト(集合住宅・LAN方式) | 12,760円 | 11,000円 |
NTT西日本の公式ページによると、掲載の工事費は代表的な例で、工事内容によって変わることがあります。移転工事費割引は西日本エリア内の引越しが対象です。西日本エリア外へ転出すると、NTT西日本のフレッツ光は解約になります。また、ドコモ光などの「コラボ光」は、NTT西日本ではなく契約している事業者で手続きします。詳しくはフレッツ光のお引越し手続き(NTT西日本公式)をご確認ください。
J:COMの場合
J:COMは、サポートページの「お引越しのお手続き」から、引越し後も継続するか解約するかを申し込めます。フォーム送信後に、メールや電話で連絡がある場合があります。新築や建て替えの予定がある場合は、工事ができるかの調査が必要とされています。期間や費用の詳細は、J:COMの公式サポートページで確認してください。
解約するときの注意点
移転できない場合や、新居で別の回線を使う場合は解約します。解約で特に注意したいのは、締め日、日割りの有無、機器の返却です。全戸一括ネットの例として、UCOM光 レジデンスの公式案内を整理します。
| 項目 | UCOM光 レジデンスの公式案内 |
|---|---|
| 申込み方法 | マイページから手続き |
| 締め日 | 毎月20日までの手続きで、当月末日に解約 |
| 日割り | なし。解約月の末日まで月額料金がかかる |
| 引越し日に合わせた解約 | 月の途中での解約はできない |
| 移転 | できない。解約後、提供エリア内なら再申込み |
| メールアドレス・IP電話番号 | 解約と同時に使えなくなる |
| 機器の返却期限 | 解約日の翌月20日までに配送センター着(例:7月31日解約なら8月20日) |
| 未返却・破損 | 設備利用料を請求される場合がある |
出典:UCOM光 解約について、UCOM光 レンタル機器のご返却。
この例のように、締め日を1日過ぎると解約が翌月末になり、1か月分の料金が余計にかかることがあります。また、機器を返送しただけでは解約にならないと明記されています。返送前には機器を初期化し、私物のACアダプターなどを一緒に送らないよう確認してください。
個人契約の光回線でも、撤去・交換した機器やレンタルのルーターは返却が必要です。ドコモ光も、返却されない場合は機器相当額を請求されることがある、と案内しています。
プロバイダのメールアドレスと電話番号
回線事業者やプロバイダが発行したメールアドレスは、解約と同時に使えなくなることがあります。銀行やネット通販など、登録先のメールアドレスを解約前に変更しておきましょう。光回線の電話(ひかり電話など)を使っている場合は、番号を引き継げるかも事前に確認が必要です。
移転と「解約して新規」はどう選ぶか
新居でも同じ回線が使える場合でも、必ず移転が正解とは限りません。次の点を比べて決めます。
| 比べる点 | 移転が向いている | 解約して新規が向いている |
|---|---|---|
| 新居の設備 | 今の回線が建物に導入済み | 全戸一括ネットがあり、速さに不満がない |
| 契約期間・解約金 | 契約期間の途中で、解約すると費用がかかる | 契約期間の更新月で、解約の費用がかからない |
| メール・電話番号 | プロバイダのメールやひかり電話の番号を使い続けたい | メールや番号の変更に手間がかからない |
| 手間 | 窓口が1つで済む | 新しい回線の申込みと工事の許可確認が必要 |
解約にかかる費用や契約期間は、契約の時期やプランで異なります。契約中の事業者のマイページや契約書類で、解約時の費用と更新月を確認してから決めてください。新しく回線を選ぶときの見方はマンションの光回線の選び方で解説しています。
旧居でやることチェックリスト
- 契約中の回線事業者・プロバイダ名と、お客さまIDを確認する(移転・解約の申込みに必要)。
- 移転か解約かを決め、申込み日と締め日をカレンダーに書く。
- プロバイダのメールアドレスを使っている登録先を、別のアドレスに変更する。
- 旧居の撤去工事が必要か、立ち会いが必要かを確認する。
- 返却が必要な機器(モデム、ONU、レンタルルーターなど)と返却先・期限を確認する。
- 自分で買ったルーターは、新居で使えるか(新居の回線や配線方式に合うか)を確認する。
全戸一括ネットのマンションに引越す場合
新居に全戸一括ネットがある場合、自分で回線を契約しなくても使えることがあります。たとえば「UCOM光 レジデンス Five.A」は、引っ越したその日からインターネットが使えるサービスとして紹介されています。ただし、利用開始に登録や申込みが必要かどうかは建物やサービスで異なります。入居前に管理会社へ確認してください。
全戸一括ネットは、建物全体で回線を分け合うため、時間帯によって遅く感じることがあります。入居後にまず速度を測り、必要な速さが出ているかを確かめましょう。測り方はネット速度の測り方と目安、遅いときの選択肢はインターネット無料マンションが遅いときで解説しています。
新居ですぐネットが使えないときは
工事日が引越しより後になると、しばらくネットが使えない期間ができます。この間は、スマホのテザリングや、工事が不要なホームルーターで補う方法があります。ホームルーターの公式スペックはホームルーターの比較でまとめています。スマホのデータ容量を使い切らないよう、動画の画質を下げるなど使い方にも注意してください。
入居後にネットが遅いと感じたら、ネットが遅い原因の診断ツールで、配線方式や建物のネットから次の一手を確認できます。
遅い原因と、あなたの部屋で取れる対策を診断
6つの質問に答えると、建物の配線方式の目安と「まず無料でできること → 公式の高速化 → 個別の光回線かホームルーター」の順に次の一手が分かります。
無料で診断する(1分)よくある質問
引越しのネット手続きはいつから始めればいいですか?
引越しの1〜2か月前に新居の設備を確認し、遅くとも1か月前までに申し込むのが安全です。ドコモ光は工事日まで申込み後おおむね2週間〜1か月、NTT西日本のフレッツ光は使えるまで2〜4週間ほどと案内しています。繁忙期はさらにかかることがあります。
マンションの無料インターネットは引越し先に持っていけますか?
全戸一括ネットは建物単位のサービスのため、移転できないことが多いです。たとえばUCOM光 レジデンスは移転できず、解約後に提供エリア内なら再申込みと案内しています。退去に合わせた解約手続きと機器返却を確認してください。
引越しで光回線を移転すると費用はいくらかかりますか?
事業者や工事内容で異なります。ドコモ光は移転事務手数料2,200円と、エリア内の派遣工事ありで工事料11,000円(いずれも税込)です。NTT西日本のフレッツ 光クロスは移転工事費22,000円、割引適用時11,000円(税込)です。
解約後のレンタル機器はいつまでに返せばいいですか?
事業者ごとに期限が異なります。UCOM光 レジデンスは解約日の翌月20日までに配送センター着が期限です。返却しないと機器相当額や設備利用料を請求される場合があるため、契約先の案内を確認してください。
工事までネットが使えない期間はどうすればいいですか?
スマホのテザリングや、工事不要のホームルーターで補う方法があります。テザリングはデータ容量を消費するため、動画の画質を下げるなどの工夫が必要です。新居に全戸一括ネットがある場合は、入居日から使えることもあるため管理会社に確認しましょう。
関連記事
出典・確認日
確認日:2026-10-16。官公庁・メーカー・事業者の公開資料を確認して作成しています。確認できなかった事項は推測で書いていません。
- ドコモ光(お引越しの手続き)
- NTT西日本 フレッツ光(お引越し手続き)
- UCOM光 レジデンス(解約について)
- UCOM光 レジデンス(レンタル機器のご返却)
- J:COM(引越し・建替え)
- つなぐネットコミュニケーションズ(賃貸向けUCOM光 レジデンス Five.A)